2021年に公開された映画「にしきたショパン」の原作になった小説「マスター先生」は、元音楽教師がバーを開店するという話なのですが、そのモデルになった泉高弘さん(通称ヒゲマスター)がやっている居酒屋さんが今回ご紹介する「桜咲くころ」です。
この居酒屋さんの2階は「おでんでん」というおでん屋さんになっているのですが、そこが元々「マスター先生」のモデルになったピアノバー「トップウィン」でした(現在もピアノバーのようなお店ですが)。
1階の居酒屋「桜咲くころ」は看板に「西北で一番美味しい焼鳥あり〼」と書かれています。
いったいどんなお店なのでしょうか?
桜咲くころの料理
まずは付き出しの「筑前煮」が出て来ました。
れんこん、ごぼう、たけのこの歯応えとにんじんの甘味が食欲をかき立てます。
ドリンクですが、こちらの「ひげソーダ」を注文。
自家製ソーダで作ったブラックニッカのハイボールです(ニッカのマークのヒゲとマスターのヒゲをかけたネーミングですね)。
とても飲みやすく、少し甘さを感じるくらいの口当たり。
料理にもとてもよく合います。
料理ですがやはり西北で一番美味しいと書かれていた焼鳥を頂こうと思います。
という事で焼鳥6本(3種)の「ちょこっとコース」を注文。
まずこちらが「つくね」です。
串焼きではなく大きなかたまりが二つ。
肉汁たっぷりでとてもジューシーなつくねです。
表面の味付けはありませんが、挽肉自体にしっかり味がついていてとても美味。
こちらが「ねぎ身」と「ずり」。
どちらも塩焼きです。
「ねぎ身」はしっかり引き出されたねぎの甘味と鶏肉の旨味のマッチングが最高。
「ずり」は特有の歯応えとさっぱりした旨味が堪能出来ます。
どちらも味付け、焼き加減ともに絶妙。
「西北で一番美味しい」と書いているのも納得です。
もう少し料理を頂こうと思い、2杯目は生ビールにしました。
続いての料理は「ひね鶏もも肉オーブン焼」。
ひね鶏は育ちきった大人の鶏の事で、若鶏に比べて身が固くなっていますが鶏の旨味は濃くなっています。
身が固いので好き嫌いが分かれますが、私はひね鶏の歯応えと旨味は好きですね。
オーブンで焼いたひね鶏とオニオンスライスにコクのあるタレがかかっていて絶品。
ビールも進みます。
〆としてこちらの「まかないチャーハン」を頂きました。
卵たっぷりのチャーハンに色んな具材が入っています。
「まかない」という事なので、元々は余った食材を何でもほり込んでいたのでしょう。
締めにはちょうど良い優しい味わいのチャーハンでした。
桜咲くころのメニュー
こちらがメニュー表。
焼鳥だけでなく熊本直送の馬刺しも名物です。
2階にあるおでん屋さん「おでんでん」からも出前可能です。
こちらがドリンクメニュー。
焼酎、日本酒、ワインなどの品揃えも豊富です。
調味料や食材のこだわりも。
桜咲くころの店内
店内にはカウンター席とテーブル席、座敷席があります。
こちらが店内の様子。
入り口付近には小さな座敷席もあります。
桜咲くころの外観
阪急西宮北口駅の北西側にお店があります。
この路地を入った所。
こちらがお店の外観です。
こちらの看板が目印。
ここにはこのような詩が書かれています。
小説「マスター先生」の中に「手作りの味にこだわった杜氏の言葉をバーの入口のガラスに書き込んだ。」という一文がありますが、これがその杜氏さんの言葉でしょうか。
桜咲くころの店舗情報
【店名】桜咲くころ
【住所】西宮市甲風園1-7-10
【営業時間】17:00〜23:30(L.O. 23:00)
【定休日】不定休
【電話番号】0798-66-4966
【アクセス】阪急西宮北口駅より徒歩3分
【公式サイト】http://top-win.net/
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